狐(きつね)と日本人
狐は精霊や妖怪とみなされてきた。狐は人を化かすいたずら好きの動物と考えられたり、美女に化けて男をたぶらかす不埒(ふらち)な妖怪。それとは逆に、稲荷神社に祀られる宇迦之御魂神の神使として信仰されたりしている。
天気雨
晴れているのに、雨が降ることを「天気雨」や「狐の嫁入り」と呼びます。狐にイタズラされたような天気なので、こう呼ばれます。
全国では「天気雨」が54%、「狐の嫁入り」が44%と、「天気雨」が多数派でしたが、地域別でみると関西では「狐の嫁入り」が83%と圧倒。
嫁入り行列
狐の嫁入り行列は、人に見られてはいけないという絶対的なルールがありました。そのため、狐がお嫁に行く時は偽物の雨を降らせ、突然の雨に驚いた人々が屋内に入っている間に嫁入りを済ませた、という言い伝えもあるようです。お祭りで再現している神社もあります。
ちなみに晴れているのに雪が降る場合は「狸の嫁入り」と表現する地域もあるそうです。
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